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【メモリア】プレイレビュー!夢と記憶を巡るファンタジーの評価と面白い点を徹底解説!

メモリア~夢の旅人と双子の案内人~(以下:メモリア)は、DwarfWorks,Ink.が制作した、RPG(ロールプレイングゲーム)。2022年3月にリリースされた。
当記事では、メモリアを実際にプレイしてみて感じた「面白い点」や「評価」などをお伝えしたいと思う。
メモリアはどんなゲーム?
メモリアは、記憶をなくした主人公「ユラ」の過去を集める物語。
ユラを主軸に物語は進んでいくが、サブストーリーがうまく組み込まれているため、その章ごとに物語のメインキャラクターがいる。いうなれば、章ごとに違う絵本を読んでいるような気分にしてくれるゲームだ。
ストーリーの概要についても、「面白かった点」で後述するので、最後までこの記事を読んでもらえればと思う。
メモリアの面白かった点
メモリアには、さまざまな魅力があったが、特に面白いと思ったのは以下の内容だ。
- ストーリーが凝っている
- ストーリーとバトルが完全に分けられている
- 物語にこれといった悪者がいない
ではさっそく、それぞれよかった点を紹介していこう。
ストーリーが凝っている
物語に出てくる「記憶の宇宙」という設定や、どこかにある「世界の中心」といった、ファンタジー要素が物語の中でうまく解説されているため、ストーリー単体としてのクオリティが高い。
また、主人公自身にも謎が秘められているため、先が気になるような作りをしているのもいいところだ。
これからゲームをダウンロードする人向けに、ストーリー概要を簡単に紹介する。
ストーリー概要
主人公「ユラ」は、家で寝ていたところ、突如謎の町に放り出される。
ユラは急に放り出された世界で、「また、忘れちゃったのかな…」とぼんやり家に戻る方法を考えていた。
そのときに急にぶつかってきた「ネコような耳が生えた少女」と出会う。少女は「ここは世界の『真ん中』」だと言うのだ。
ユラは猫耳少女が何を言っているのかサッパリわからなかった。少女は誰かに追われているようで、困惑しているユラを置いてその場を早々と去っていく。
少女が去った後で、ユラの前にモンスターが現れる。そこに駆け付ける羊のような角の生えた少年と少女。
角の生えた少女は、このスライムを「作った」というのだが…。ユラはこのスライムを捕まえることを協力するように言われ、よくわからないままに協力することになったのであった。
※以下にストーリー序盤の詳細と、キャラクター紹介を記載するが、ネタバレを含むため、これからプレイする方はクリック非推奨。
スライムを倒したあとに、角の生えた少年・少女にどういうことか尋ねると、先ほどのスライムは「星の扉」で研究中の「模擬ユニット」というものらしく、彼らはユニットを回収しているそうだ。
角の生えた少年はユラのことを「探検家」と呼ぶ。「探検家」は眠りにつくと、今回迷い込んだ町「コーラル」にたどり着き、散らばっている「記憶」を探すことになるらしい。
記憶を取り戻すためには、散らばった記憶のかけらが落ちた場所に、探検家自身で回収しに行く必要があるそうだ。それらは他人の記憶の中にあるため、戻ってこれなかった場合、自我が消し飛ぶ可能性もあると少年は言う。
少年の名は「ルート」と言い、ユラが迷わないように、案内人として導いてくれるそうだ。
さっそくほかの記憶の世界へ行ってみようと提案され、ユラは「現実を写し取った」という世界へ飛ぶことになるのであった…。
登場キャラクター
・ユラ
メモリアの主人公。記憶喪失であり、自分の過去を知らない。ある日眠っていたところ、コーラルに飛ばされた。
・ルート
コーラルで出会った角の生えた少年。ユラを探検家と呼び、記憶を取り戻す手助けをしてくれる。だが、本当の目的は他にあるようだ。
・リーネ
ルートと行動をともにする角の生えた少女。ユラのことを「面白い研究対象」と言っているため、ユラの記憶を取り戻すのに協力するのには、ルートと同じように、目的があるらしい。
ストーリーとバトルが完全に分けられている
メモリアはRPGには珍しく、ストーリーとバトルが完全に分けられている。
これによって、ストーリーの途中で戦闘が入ることがないので、先にクエストだけガンガンすすめてしまい、後からストーリーを一気に読むという楽しみ方が可能。
この仕様は好き嫌いが分かれるとは思うが、ストーリーに集中できるので良い点として挙げた。
物語にこれといった悪者がいない
ちょっとしたネタバレになってしまうので、これからプレイする人はこの項目は読み飛ばし推奨。
序章のユーシャの物語では、敵に魔王軍が出てくるが、どことなく人間味があり「悪者」という感じのキャラクターではない。
そしてユーシャが魔王軍を倒すことになるのだが、その斬撃は衝撃がモフモフしていて優しい感触なのだという。
いざこざが終わった後に、魔王からは、人間と争いたくないとの手紙が届く…。
出てくるサブキャラクターも優しい、敵キャラクターもどこか優しい雰囲気がある、というったように、その世界観全てが優しい世界で構成されているため、子どもにも安心してオススメできるゲームと言えるのではないだろうか。
メモリアの惜しかった点
ストーリーに関しては満点で、言うことはない。
ただ、どうしても惜しいと思ってしまった点が1つだけある。それは「バトル」についてだ。
以下に、詳細を述べていきたいと思う。
バトルに操作要素がない
メモリアのクエストは、最初にユニットを選択して敵に勝つというシステムなのだが、いったん戦闘が始まってしまうとプレイヤーは戦闘に介入できない。
敵のユニット構成を見て、割り振りを考えるところまではそれなりに面白いと思うのだが、一度始まってしまうとあとは眺めておくだけというのがとても惜しいなと思ってしまった。
たとえば、ユニットを出すタイミングを戦闘中に自分で操作できたりすれば、もっと良いゲームデザインになったのではないかと感じたのが正直な意見だ。
メモリアはこんな人にオススメ
編集部が実際に遊んでみて、このゲームは以下のような人にオススメだと感じた。
基本無料のゲームのため、まずはプレイしてみて、ストーリーを楽しんでほしいと思う。
- 絵本の世界のようなストーリーが好きな人
- ほのぼのとした雰囲気で癒されたい人
ゲーム評価
総合評価 |
|
---|---|
3.8 /5.0 | |
キャクター | ★★★★★ (5) |
ストーリー | ★★★★★ (5) |
グラフィック | ★★★★★ (3) |
ゲーム性 | ★★★★★ (3) |
やりこみ度 | ★★★★★ (3) |
UI・操作性 | ★★★★★ (4) |
