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コロナ禍で増えたゲーマーたちは宣言解除後どうなった?2021年10月~のゲームプレイ状況調査

2021年10月1日に緊急事態宣言が解除され、外出を伴う娯楽を再び楽しめるようになってきました。そんな中ゲームユーザーたちのプレイ状況はどう変化したのか、アンケート調査を行いました。

おうち時間を楽しむために需要が急増したゲーム

2020年3月の第1回緊急事態宣言に始まり、1年半以上続いたコロナ禍。外出をともなう多くの娯楽が制限される中、「おうち時間」の楽しみ方としてゲームの需要は急増した。事実、国内ゲーム産業の最大手である任天堂は2021年3月の決算で過去最高額の販売利益をたたき出している。

しかし今年10月に第4回目の緊急事態宣言が解除され、これまで制限されてきた娯楽たちが復活の兆しを見せている。コロナ禍をきっかけにゲームに熱中するようになった人々はどう変化したのだろうか。

編集部では全国の男女250名を対象に「コロナ禍前後のゲームプレイ状況の変化」を調査し、その実態の分析を行った。

コロナ禍でのゲームプレイ状況

コロナ禍をきっかけにゲームに熱中するようになった人がどの程度いたか。今回改めて調査を行った。

コロナ禍でゲームを遊ぶ時間が増えた、もしくはゲームで遊ぶようになった方は全体の過半数を超える55%。コロナ禍におけるゲーム人気の過熱ぶりが伺える。

さらにゲームのプレイ時間が増えた・プレイするようになった138人に詳細を伺った。まず何故ゲームに熱中するようになったのか。理由は下記の通りだった。

特に多かったのが「ヒマな時間をもてあました(82票)」ことで次いで「今まで楽しんでいた趣味ができなくなった(57票」「家族や友人、同僚と遊ぶため(44票)」だった。

コロナ禍により楽しめくなった趣味として挙げられていたのが下記だ。

どれもメジャーな娯楽でいかに一般層がゲームをプレイするようになったかが伺える。

コロナ禍でよく遊ばれていたゲームタイトルも調査した。

多くのタイトルに票がバラける中「どうぶつの森」シリーズの票数が突出しており全体の10%を占めている。その他には「マインクラフト」「マリオカート」などに票が集まった。比較的カジュアルに遊べるこれらの人気タイトルたちが、これまでゲームをあまりやってこなかったライト層を引き込むきっかけとなったのかもしれない。

緊急事態宣言解除後の変化

では10月1日~の緊急事態宣言解除以降、コロナをきっかけにゲームを楽しむようになった層はどのように変化したか。先のアンケートで「コロナをきっかけにゲームをするようになった」「ゲームで遊ぶ時間が増えた」と回答した138人を対象に調査した。

緊急事態宣言解除後、ゲームで遊ぶことに変化はありましたか?という問いに対して「ゲームをプレイする時間が減った」「ゲームを全く遊ばなくなった」と回答した方は合算33.6%で全体の3分の1にのぼった。対して「変わらずゲームを楽しんでいる」「むしろプレイする時間が増えた」は全体の7割弱となった。

通勤や通学が徐々に再開し単純にユーザーの可処分時間が減ったため、妥当な結果に思える。しかしプレイする時間が減った、もしくはやらなくなった方にその理由を伺ったところ最も多かったのは「コロナ禍前の趣味をまた楽しめるようになった」だった。

コロナ禍により増えたゲーマーたちの多くが少しづつ元の娯楽へと戻りつつあることが伺える。

今後のゲーム関連産業はどうなるか

緊急事態宣言解除により外出が伴う娯楽が復活しつつある今、ゲーム関連産業にとっての「ボーナスタイム」は終わりつつあると推察される。しかしコロナ禍によってゲームユーザーが増加したことは間違いなく彼らの多くは引き続きゲームを楽しんでいる。

今後ゲーム関連産業ではこれらのユーザーの心を離さないようにするためのサービス展開が課題となるだろう。あるいは彼らのゲーム熱をより高めるためのオフラインイベントを絡めたプロモーション施策も再燃してくるかもしれない。

調査概要

調査手法:コロナ禍前後のゲームプレイ状況に関するインターネット調査
対象者:n=250名
男女比:女性143名(57.2%),男性107名(42.8%)
年齢:10代-2名(0.8%),20代-48名(19.2%),30代-105名(42%),40代-70名(28%),50代以降-25名(10%)
調査時期:2021年11月15日~11月16日