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【魔法科高校の劣等生リローデッド・メモリ】プレイレビュー!魔法と学園がテーマの大人気ラノベ原作RPGに対する評価と面白い点を徹底解説!

魔法科高校の劣等生リローデッド・メモリ(以下:リロメモ)は、SQUARE ENIXが制作した、RPG(ロールプレイングゲーム)。2022年6月末にリリースされた。
当記事で、リロメモを実際にプレイしてみて感じた「面白い点」や「評価」などをお伝えする。
リロメモはどんなゲーム?
2095年の日本における魔法学校「国立魔法大学付属第一高校」が舞台の、魔法学園系RPG。
魔法の才能を持ったエリートしか入学できない学校での物語だが、その中でも能力によってランク分け(一科生・二科生)されており、主人公の司波達也が二科生として入学するシーンからストーリーが展開していく。
なお、原作の「魔法科高校の劣等生」は、2008年から「小説家になろう」で連載されていたオンライン小説。大ヒットの末、2021年には原作小説の累計発行部数が1300万部を超えるビッグタイトルとなった。
序盤のストーリー
時は2095年。国立魔法大学付属第一高校の前で、司波達也と司波深雪の兄妹はなにやら言い争いをしていた。
この学校は、そもそも魔法の才能を持ったエリートしか入学できないのだが、その中でも「一科生(ブルーム)」「二科生(ウィード)」といったランクわけがされる。深雪は兄の達也が一科生として入学できないことに不満をたらしていたようだ。
達也は入学式前後でさまざまな人物たちと出会うが、その中でも一科生と二科生の間の確執を感じることに。
入学式が終わり、深雪は成績トップで入学したため、生徒会室に呼ばれる。生徒会で書記を務めてほしいとのこと。そこで、深雪は会長の七草真由美に「兄を生徒会に入れてはどうか」と提案するがこれを却下される。生徒会の役員は一科生しかなれないという規則があったからだ。
しかしながら、風紀委員であれば二科生でも入れると言われ、達也はなかば強引に風紀委員の仕事をさせられることになる。風紀委員の仕事は「校則違反者の摘発」「魔法を使用した騒乱行為の取り締まり」。
風紀委員の仕事をしていくにつれて、一科生と二科生の扱いの違いをおかしいと思っている生徒が学校内に多数いることを達也達は知る。その中でも、学校生活に影を落とす存在「反魔法国際政治団体ブランシュ」の存在があることも知り、これらのテロリストと戦っていくことになるのだが…(続きは本編にて)。
リロメモの面白かった点
このゲームには、さまざまな魅力があったが、特に面白いと思ったのは以下の内容だ。
- 全編フルボイスで原作のアニメストーリーを再現
- オリジナルの書き下ろしイベントがある
- キャラクターの3DCGモデルの動きがよい
- キャラごとのお楽しみ要素がある
ではさっそく、それぞれよかった点を紹介していこう。
全編フルボイスで原作のアニメストーリーを再現
ストーリーは全編フルボイスで進行する。
昨今のソシャゲでは、ボイスが一部しか再生されなかったり、要所要所をカットしているものもあるが、「魔法科高校の劣等生」では、細かいところも妥協せずボイスが入れてあるのがうれしいところ。
アニメを見ていた人にとっては、かつて自分がハマったアニメを声優のボイスつきでまた楽しめるというのは嬉しいファンサービスと言えるだろう。
オリジナルの書き下ろしイベントがある
オリジナルクエスト「飛騨遺跡編」で、原作の追体験以外の要素を楽しむことができる。
メインストーリー以上の価値をファンに提供しているところがこのゲームの素晴らしいところ。「ゲームをプレイした人のみの特典」といったサービスは、ファンを大事にしたいという運営方針が感じられたため好印象だった。
「飛騨遺跡編」はメインストーリーを進めていくと解放されるので、ぜひ自分でプレイしてみてほしい。
キャラクターの3DCGモデルの動きがよい
戦闘時のキャラクターモデルが素晴らしい。
アニメ調の絵柄を崩さずに、3Dモデルをうまく取り入れられているため、世界観も崩していない。
戦闘開始時や終了時のモーションもかわいく、推しキャラが動いている姿を見るだけで満足感がある。
キャラのレアリティによって必殺技モーションも変化するため、★4キャラのためにガチャを回したいと思った人もいることだろう。
キャラごとのお楽しみ要素がある
個別にキャラストーリー・絆ストーリー・着せ替えなどを楽しむことができる。
特に着せ替えについては、推しキャラを着せ替えたいという要望もあると思うので、これはファンサービスとしてとても良いなと思った。
リロメモの惜しかった点
ファンサービスたっぷりで、キャラの3Dモデルも素晴らしかったが、プレイしていて物足りない点もあった。
具体的には以下の2点だ。
- 戦闘が多いためストーリーの先を見るのに時間がかかる
- レベルを上げてもAPの上限値が少ない
以下に、詳細を述べていきたいと思う。
戦闘が多いためストーリーの先を見るのに時間がかかる
リロメモを全く知らないユーザーがストーリーを楽しもうと思っても、戦闘が多いためなかなか先に進めない。後述するAP上限値少なすぎ問題もあり、もどかしい。
ゲームの仕様上仕方ないことではあるが、ストーリーが面白くなってくるのがわりと後半のため、序盤が間延びしているような印象を受けてしまった。
また、戦闘もストーリーと脈絡のないシーンで発生するものが多く、なかにはストーリー上味方設定のキャラが突然ボスとして出てきたりするシーンもあったので、そこに違和感を感じた人も多かったのではないだろうか。
レベルを上げてもAPの上限値が少ない
AP上限値が少なすぎるため、クエストを進めづらく、ところどころAPがたまるまで待たなければならない。
序盤はプレイヤーレベルが上がるたびにAPが全回復するため、そのように感じないのだが、後半に行くにつれてきつくなってくる。
強化クエストや闘技場でも通常通りのAP消費があるため「数回戦闘をしては待つ」というサイクルが細かくなってしまっている点、こまめにスマホを見られないユーザーにとって厳しいなと思ってしまった。
リロメモはこんな人にオススメ
編集部が実際に遊んでみて、このゲームは以下のような人にオススメだと感じた。
基本無料のため、まずはプレイしてみて、ゲームを楽しんでほしいと思う。
- 原作のアニメを見たことがある人
- 書き下ろしのオリジナルストーリーが気になる人
- 好きなキャラの3Dモデルを堪能したい人
ゲーム評価
総合評価 |
|
---|---|
3.6 /5.0 | |
キャクター | ★★★★★ (4) |
ストーリー | ★★★★★ (4) |
グラフィック | ★★★★★ (5) |
ゲーム性 | ★★★★★ (3) |
やりこみ度 | ★★★★★ (2) |
UI・操作性 | ★★★★★ (4) |
この記事を書いたライターの感想
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木村幸満
最後まで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。
魔法科高校の劣等生が長い年月を経てリリース。ファンにとっては待ち望んだゲームだったのではないでしょうか。 ゲーム業界大手の「SQUARE ENIX」が制作しているため、キャラクターのモーションやバトルの演出などには力が入っていてさすがだなと思いました。
今回記事を書いて、原作が2008年のものが今の時代に出されるというのには驚きましたね。書下ろしストーリーがあるのも魅力的。公式情報によると、早くも7月1日には水着衣装ガチャイベントが用意されているようなので、これからの盛り上がりに期待したいところです。