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【 シン・クロニクル】プレイレビュー!運命を選択する本格派RPGの評価と面白い点を徹底解説!【シンクロ】

シン・クロニクルは、SEGAが制作した、RPG(ロールプレイングゲーム)。2022年3月にリリースされた。
当記事では、シン・クロニクル(以下:シンクロ)を実際にプレイしてみて感じた「面白い点」や「評価」などをお伝えしたいと思う。
シンクロはどんなゲーム?
誰が生き残り、誰が死ぬのかをプレイヤーが選択する、”やり直せないRPG”だ。
プレイヤーは、「境界騎士団」と呼ばれる、世界の破滅を防ぐの騎士団の一員として、世界を救う役割を担う。
仲間との「絆」をもとに、ゲームの結末を自分で選択していくゲームのため、進行のやり方次第では、仲間にならないキャラクターが出てくるのが大きな特徴だ。
シンクロの面白かった点
シンクロには、さまざまな魅力があったが、特に面白いと思ったのは以下の内容だ。
- シンプルな世界観ながらもストーリーの先が読めない
- 「自分でストーリーを選択する」という緊迫感がある
- サブキャラクターのストーリーもしっかりしている
- ボス戦に歯ごたえがある
ではさっそく、それぞれよかった点を紹介していこう。
シンプルな世界観ながらもストーリーの先が読めない
シンクロは、「黒の軍勢という敵から世界を守る」というしっかりとした軸があるために、ストーリーはシンプルだ。
この手のRPGは、国名やキャラ名が大量に出てきて、やっていて疲れるものがあるが、シンクロではそういったことはない。
ストーリーが少しずつ進んでいき、それぞれ区切られているため、わかりやすい。
一方で、キャラクターはそれぞれが「謎」を抱えており、先が読めない展開になっているのがとてもよいなと感じた。
以下に、ストーリー概要を簡単に紹介する。
ストーリー概要
「ヘルドラ」という大陸には”奈落”という大きな穴があり、そこから発生する”黒の軍勢”というモンスターの侵攻が地上を脅かしていた。
これに対処するために、人々は奈落の周辺に壁を築き、そこに”境界騎士団”という兵士を配置する。
これは、黒の軍勢が侵攻してくる”蝕”という日における、騎士団員である主人公の物語。
※以下にストーリー序盤の詳細と、キャラクター紹介を記載するが、ネタバレを含むため、これからプレイする方はクリック非推奨。
“南方大騎士団 南南東第13区遊撃騎士隊 ヴィオレット隊”にて初陣を飾る主人公は、黒の軍勢の侵攻を食い止めるために、モンスターの発生源である”根源の枝”を破壊しに行くことに。
そこでは今にも息絶えそうな騎士「セラ」と出会い、ともに枝を破壊するために、主人公たちは奈落の奥へ進む。
主人公たちは枝を破壊することに成功したが、この際にヴィオレットは命を落とす。
また、主人公は枝の最後の一撃により、奈落の断崖から底へと落ちてしまう。
奈落の底でも生きていた主人公だが、息も絶え絶えで今にもその命は尽きそうだった。そこで、倒れている少女と出会う。
その少女が持っている”クロニクル”という本を見つけた際に、謎の声に導かれ、主人公は死の未来を幻視することが可能になる。
主人公は、死の未来を回避するため、また、倒れていた少女「クロエ」と戦うという約束を守るため、地上を目指すのであった…。
登場キャラクター
・主人公
黒の軍勢と戦う「境界騎士団」の騎士。ストーリーの始まりでは、蝕の日が初陣で、ヴィオレットとともに戦っていくことになる。奈落の底に落ちた際に死の未来を視てしまう。
・セラ
奈落の穴で出会った騎士。ロベルト隊の一員だが、味方が全滅してしまい、いまにも倒れそうな場面でヴィオレットと主人公に助けられる。初対面のはずの主人公のことを何故か知っているかのような口調だった。
・クロエ
奈落の底に倒れていた少女。発見したときは、主人公に一緒に戦ってほしいと、うわごとを言っていた。彼女の持っていた本「クロニクル」を起点に物語が進んでいくことになる。なお、彼女には過去の一切の記憶がない。
「自分でストーリーを選択する」という緊迫感がある
このゲームの売りである「一度選択したら戻れない」というシステムには緊迫感がある。
やり直しがきかず、自分の選択によって今後出てこないキャラクターが用意されているため、決断の際に頭を悩まされることも。
なお、今後出てこないキャラクターについてはガチャでも排出されないため、その緊迫感がたまらない。
ストーリーが分岐することもさることながら、「自分がキャラクターの生死を決める」という、プレイヤーに決断をゲームというのは、近年のソシャゲではあまり味わえない感覚だった。
サブキャラクターのストーリーもしっかりしている
サブキャラクターのストーリーや個性がしっかりしているのには正直驚いた。
メインストーリーに絡まないキャラクターにもストーリーが作りこまれているのだ。一例としては、自国の王を殺害し母国を追放された元騎士や、子どもたちに武術を教えている盲目の槍使いなど、その個性は濃い。
レアリティの低いキャラクターであっても、ストーリーが用意されているため、ガチャでこれらのキャラクターが当たったとしても不満感はなかった。
ボス戦に歯ごたえがある
近年のソシャゲでは、自動戦闘が主流になっているが、シンクロは違う。
オート機能ももちろん備えてはいるが、ことボス戦においては、オートでは歯が立たず、自分で操作しなければ負けてしまうことがほとんど。
敵の攻撃範囲や、攻撃順、敵のシールドを割るタイミングなど、考えなければ勝てないシーンがある。どうやって戦闘を勝利させるかという「考える」ことも、楽しかった点のひとつだ。
シンクロの惜しかった点
正直なところ、シンクロにはこれといった不満は感じられなかった。むしろ、これが無料でいいのかと思うレベルの出来だ。
強いて挙げるとすれば、不満点は以下の1点。
- 序章以降はフルボイスではない
以下に、詳細を述べていきたいと思う。
序章以降はフルボイスではない
シンクロは、序章が終わるまではフルボイス進行。これに関しては、とても没入感があり、ストーリーに集中できたし、キャラクターを演じる声優の演技は素晴らしいものがった。
しかしながら、序章が終わると、ボイスありシーンとボイスなしシーンの箇所がちらほらと出てくる。
また、ワールドクエストにおけるサブエピソードもボイスなしのため、いい世界観とストーリなだけにそこが悔やまれたところだ。
シンクロはこんな人にオススメ
編集部が実際に遊んでみて、シンクロは以下のような人にオススメだと感じた。
基本無料のゲームのため、まずはプレイしてみて、ストーリーを楽しんでほしいと思う。
- 本格派RPGを楽しみたい人
- ボス戦に勝つ方法を考えたりするのが楽しめる人
- 個性あるキャラたちの物語を楽しみたい人
ゲーム評価
総合評価 |
|
---|---|
4.6 /5.0 | |
キャクター | ★★★★★ (5) |
ストーリー | ★★★★★ (5) |
グラフィック | ★★★★★ (5) |
ゲーム性 | ★★★★★ (5) |
やりこみ度 | ★★★★★ (4) |
UI・操作性 | ★★★★★ (4) |
